カレーショップ開業プロジェクトVol.01 - プロジェクトストーリー - ICC伊藤佑クリエイトセンター大阪本町

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PROJECT STORY

2021.03.23

カレーショップ開業プロジェクト Vol.01

伊藤佑クリエイトセンター大阪本町シェアオフィスでは、起業希望者にビジネス作成プランや経営相談などの幅広い支援を行っております。
スタートアップ企業のインキュベーションの一環として、カレーショップの開業を目指す起業希望者とともに、起業準備第一弾「お弁当販売プロジェクトを発足いたしました。
安心安全な施設維持のため、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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2021年2月18日(木)、緊急事態宣言の発令という厳しい状況の下、カレー弁当の販売をスタートしました!
スパイスカレーに合う副菜はなにがいいか、どんなものがお客様にとって喜んでいただけるのか、彩りやバランスも考えながら5種類以上もあるメニューを毎日変えているそうです。
日々試行錯誤しながらも惜しまない努力の成果によって、順調に顧客を獲得されており、お弁当はほぼ毎日完売しています。
今回は起業プロジェクト第一弾として、カレーショップの田中さんにお話をうかがいました。

開業しようと思ったきっかけを教えてください。

今一緒にお仕事をしているビジネスパートナーの鈴木さん(今回は不在)が、もともとカレーショップを経営されていて、私はランチタイムにそのお店に通っていたのですが、そこでおいしい料理と彼のエネルギーにすごく元気をもらっていました。
その鈴木さんが他に店舗を開きたかったそうなのですが、このコロナ禍で新たに店舗を開くのはリスクが大きいため、お弁当販売や新しい事業を考えているというお話を聞き、たまたま飲食店で働いていた経験のある私に声をかけていただいて、二人でメニューを開発していこうとなったのが経緯になります。
短時間で生活できるくらいの収入の確保と、あとの時間は自分の自由に使えるワークスタイルがいいなと思いました。

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メニューの開発について教えていただけますか?

ドライカレーを販売したいという鈴木さんの強い希望と熱意によって、カレー弁当の販売を一緒にすることになりました。
私はドライカレーにあう副菜を、味や栄養面を考えながら作っています。

今はワンコイン弁当も多いなか、自分で食べたときに味の質やどこで材料をそろえているかなどがわかってしまうんですね。
仕事で疲れた時や元気がないとき、やる気を出さないといけないときなどのお昼ご飯の大切さを私自身がとても感じているので、自分が満足できるメニューを作りたいという思いがあって、毎日日替わりで5種類、副菜をのせています。

商品の見せ方としては、値段よりも価値を売りたいと考えているので、よくあるようなお弁当箱よりかは、見栄えのするお弁当箱を使うとよりいいものになるのではないかと思いました。
ですが、経費のことを考えて電子レンジ不可のものやアルミカップを使用した結果、寒い冬に副菜が固まってしまっても電子レンジで温められないなど最初の段階でトラブルが起きました。今は試行錯誤しながら少しずつ改善しています。

現在は自慢の鶏肉を使った新商品開発などの新しい取り組みもしています。カレーと鶏はすごくあうので、今後は副菜のひとつに鶏のメニューも入れたいと考えています。

開業するにあたり、苦労されたことやうれしかったことはありますか?

このコロナ禍で販売するのは不安でしたが、こうして場所を提供していただけるのはありがたかったです。

最初の1週目は、看板を遠巻きに見てくださる方はいてもなかなか買ってはいただけなくて、冬だったのでとても寒いし、気持ちも体も重くてつらかったですね。

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天気や曜日によって売上に差があり、販売個数を調整しながら、辛ソースを入れてみたりなどして少しずつ改善していきました。

その甲斐もあり少しずつリピーターもつくようになって、お客さまに『美味しかったよ』と言っていただいたり、チラシや看板を見て『また買いに来るね』と声をかけていただいたりと会話が生まれているので、それがすごく励みになります。

デザイン性のある看板は目を引くしすごく効果があるなと思います。お客様や近隣の飲食店員さんにも、この看板やチラシ素敵ですねと言ってくださる方が多いです。

これからの目標をおしえてください。

今後は販売個数を増やして安定的に売れるようにしていきたいですね。

食べた時の匂いや温度というものはすごく影響するので、出来立てが提供できて実演もできるような、将来的には自由に移動できるキッチンカーでも販売したいです。

ありがとうございました。

もともと仕事帰りに通われていたカレーショップの店長の鈴木さんが作るカレーに魅力を感じ、つながりを持ち、現在は共に協業されているという素敵なエピソードをお持ちの田中さん。
「疲れていても、なぜかそのお店のご飯を食べたら元気になれるんです。」と笑顔で語られていました。


ICCでもそのようなつながりを大切にし、コミュニティ作りや、協業イベントなどを通しながら、起業支援をしていきたいと考えております。

そして今回のカレーショップの販促看板やチラシの広告には、現在入居されている【EvoDevoDesign】様に、写真撮影からデザイン製作までをお願いしました。

次回は、看板とチラシの製作についても少しご紹介をします。