2022.06.03
伊藤佑クリエイトセンター大阪本町のシェアオフィスでは、インキュベーションマネージャーが起業希望者に伴走し、ビジネス相談などの幅広い支援を行っております。
当施設を利用されている方にお話を伺い、どのようなビジネスをされているのかなどをご紹介!
実際の利用者の声をお届けし、その後の活動に迫ります。
今回は、「株式会社アルティエ」代表の内山さんにお話を伺いました。
内山さんはWEB広告の制作をされていて、1年前にICCのコワーキングスペースにご入居後着実に事業を展開し、昨年の秋に法人化をされました。
株式会社アルティエ https://artie-office.net/
代表 / 内山裕貴
1991年生まれ。大阪府出身。
神戸大学経営学部卒業後、営業職、マーケティング職を経て独立
おもに企業のWEB広告運用やコンサルがメインで、HP制作からリスティング広告、SEO対策まで一貫した業務を行っています。企業のメディアの運営も行っていて、クライアントの成果目標に合わせて記事を執筆しています。
その他にもSNS・テレビCM等、幅広い広告媒体の提案を行っています。
常に新しいことをしていないと会社としても変化していかないので、プレッシャーではありますがいろいろできる分楽しみながら仕事をしています。
もともとは、以前勤めていた会社にWEB更新スタッフという形で入社しました。
そこでだんだん広告の知識もついていき、広告周りを一任されるようになってからは1人で会社の広告運用を担っていて、のちに会社の売り上げが2年ぐらいで4倍ほどに伸びたんです。
もちろん僕だけの努力ではありませんが、そこまで上げられる幅を持たせられたのかなと自信がついて、そのことがきっかけになり「一度独立してみようかな」という軽い気持ちで起業を考え始めましたね。
クラウドソーシングなどの求人募集を見ていても、高時給で自分のスキルでもできそうな仕事があったので、失敗しても何とかなるかなと思ったのもあります(笑)
独立のタイミングは、1年前に会社を辞めてからこのICCでコワーキングスペースを契約と同時に独立しました。
同じタイミングで独立する知人がいて、一緒に仕事をしようというお話になり、そこから現在まで一緒にお仕事させてもらっています。
正直、自分でもこうなるとは思っていなかったんですよね。
昔は別の夢を追いかけていたので大学を出ましたが就活はせず、アルバイトでお金を稼ぎながら生活していた時期もありました。
そのため昔は不安の方が大きかったですが、これまで何とかなってきた実績があるので、いまは新しいことに挑戦するのが楽しみになっています。
書類関係を用意するのが大変だったり、いろんなところに足を運ばないといけなかったりするくらいで、とくに大変なことはなかったです。よかったことといえば、株式会社という組織になったことですかね(笑)
いままでだったら個人事業主なので、個人で成功したいと思っていましたが、会社を持つことになってから自分のなかの責任感やマインドが変わりました。自分1人だけではなくなったというか、これから入ってくる人のことや将来についてもより考えるようになったので、そうした変化はいい意味であったのかなと思います。そこも含めて法人化してよかったです。
会社を大きくしたいという思いはありますが、ただお金を儲けているだけだと面白くなくなってくると思います。どんな風にお金を使うと会社や組織がもっといいものになるのかといったところも考えながら、会社としてもっと幸福度を上げていきたいです。
既存のサービスを提供しているため競合他社との差別化はしっかりしたいのですが、会社の方針をとても迷っています。他社とは別の広告の攻め方を広げていかないといけないので、弊社のサービスにしかないプラスアルファというものをどういう風に持っていこうかと思案中です。
広告運用のみだといくつも競合他社がありますが、他社では本来やるべきことを労力がかかるからとあまり押し出していないように感じます。一方、弊社はまだ小さい会社でマルチにできるからこそ、もう少し深いところまで踏み込んで運用できるので、その強みを打ち出していきたいです。
吉森さん(当施設ご入居の株式会社エボデボデザイン代表)に自社サイトの制作をお願いしました。近い距離にいてここまで親身になってくれる人はなかなかいないので、とてもありがたいです。自社サイトが出来たらこの記事を掲載させてもらえると、他の入居の方にも弊社を知っていただけるきっかけにもなりますし、今後お仕事にもつながれたらいいなと思います。
だけど僕がまだボールを持っている状態で、ずいぶん吉森さんをお待たせしてしまっています。人の為ならいろいろ考えられるのですが、自分の事となると自分のできることや力量などを考えるため、1つピースが欠けていると深くまで調べることもあって時間が無くなってしまうんですよね。
youtube広告に興味がある人にマーケティングの提案をしたいと漠然と考えています。ターゲットや目的も決まっていて、インフルエンサーは誰にしよう?と悩んでいる人に、僕がインフルエンサーを探して紹介したりとか。
企業の案件に興味のある人に、どういう案件や単価がベストなのかをヒアリングしていくなかで、お互いが信頼しあえればいつでも受けてもらえる関係性ができると思います。そうしたことを地道にやっていけば仲介会社ができるのではないかなと。そこに可能性を感じられたら、一事業としてやっていくのは時代に沿っていていいと思いますね。
いまは事業として思いつくのが広告関係というだけであって、他にも商品企画やプラットフォームの立ち上げなどもできたら面白いんじゃないかなと思います。以前考えていた頃はまだ競合他社もそんなに多くありませんでしたが、いろんな分野に関してどんどんプラットフォームができています。ですが、アイデア次第では入れるところがまだまだあると思うので、チャンスがあればやってみたいです。
とはいえ、僕はマイペースなので急いで事業を拡大したいわけでもなくて、追々ですかね。売り上げが立つようになれば従業員も増やして仕事もどんどん取っていくという流れが理想です。いまは一人で案件を取っていますが、ターゲティングもしっかりやらないといけないので、人手が必要であれば自社サイトができた段階で営業担当を雇ってもいいのかなと考えています。
このままのんびり暮らそうと思えば暮らせます。しかし、顧客が増えてきている中で可能性がいろいろ広げられるところまで来ていて、今後会社が大きくなるかどうかは僕にかかっているので、そこだけはしっかりしないといけません。
やりたいことができる環境はそうないと思うので、自分がやってみたいと思うことがあればやらないともったいないという考えのもと、いろいろ動いていますね。
1つなにかやりたいことがあればそれに向けて進めるというのがベストだとは思いますが、いますごくやりたいことや成し遂げたいことがあまりないので、長期的な目標というのはまだ決まっていません。
これから目標を探していくなかで、会社としても資金があれば投資することができたり、他にもできることがもっと増えたりすると思っています。いまは仕事の数が少ないので、もう少し顧客を増やしていくなかで人を増やしていくというところが今の見えている範囲での目標です。
利益よりも売り上げUPが重要で、たとえ経費がかかったとしてもある程度は全然いいと思っています。それが見え始めたタイミングで色々コストや利益を考えたり、人ももっと増やしたりしていくと会社として大きくなっていくのかなというところですね。
従業員を食べさせていくということに幸せを感じる社長さんも多いので、僕にとってもそれがやりがいになるかもしれないですし、お金が稼げれば稼ぐことが好きになるかもしれない。または、どうしても成し遂げたいプロジェクトにこの先出会うかもしれないですし、まだまだ始まったばかりなのでいまはわかりません。
ご自身ではマイペースな性格だとお話されていた内山さんですが、今後の展望を見据え様々なご活動をされていて、バイタリティの溢れる若い代表です。
引き続き、内山さんのご動向を追っていきます。
ICCは法人成りまでのプロセスを応援しています。
資金繰りや販路開拓などの起業支援を行っており、これから起業をお考えの方にとって最適な場所です。